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マンションの歴史を感じる実査 [鑑定実務]

今週は、久しぶりの築古の区分マンションの実査に行ってきました。
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区分マンションは、都心の超高級マンションを除いて総額が数千万円と安いため、あまり鑑定評価の依頼は来ません。

今回は、適正価格での売買を行う事情があり、築古で総額も安いものでしたが、依頼がありました。

しかも、昭和40年代と50年代の築後40年超と30年超の築古物件がセットでした。

都心の物件であったため、当時は気合を入れて設計したと思われ大変興味深い実査となりました。

昭和40年代築の方は、ダイニングを除き居室は全て和室です。
現在では、マンションの間取りは一番日当りのいいバルコニー側にリビングがあるのが普通ですが、バルコニーに面して和室が2室、ダイニングキッチンは部屋の中心にあります。

昭和50年代の方はというと、玄関だけが下階にあって、階段を上って上階のリビングに出るという面白いタイプ。リビングはバルコニーに面して設けられていました。

どうしてわざわざ下階に階段を設けているかというと、北側の洋室を外廊下に面しないようにするためです。
今は一般的な外廊下側の居室ですが、暗くプライバシーを守りづらいため、当時の設計者は工夫をしたようです。

今は居室のプライバシ-よりも室内での階段の上り下りが嫌われるため、マンションの最上階で斜線規制等でエレベーターの設置が最上階までできずやむを得ず作る場合を除いてあまり見かけません。

当時最先端だった、この室内に段差のあるマンションは、機能的減価として減価が必要でしょう。

あまり変わった間取りのマンションを買うと将来後悔することもありそうです。

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